wsjtxのインストールと設定

作業メモをまず掲載。

リグとPCの接続は、IC-705なのでUSBケーブル1本なので、接続部分は簡単でいい。
次はソフト。
WSJT-X K1JTが開発 https://wsjt.sourceforge.io/
JTDX ロシアのIgorさん(UA3DJY)が開発
の二つがある。
win10で使用したことがあるのはWSJT-Xなので、これにする。

WSJT Home Page
https://wsjt.sourceforge.io/
にアクセス。
WSJT-X 2.6.1 が最新版のようだ。
(2023/08/09)

日本語ユーザーガイド
Japanese (v2.2, pdf) (JA7UDE)
Japanese: FT8 DXペディションモードユーザーガイド (JA7UDE)

現行版は
Windows:
Version 2.6.1, 32-bit: wsjtx-2.6.1-win32.exe. (Windows 7 and later)
Version 2.6.1, 64-bit: wsjtx-2.6.1-win64.exe. (Windows 7 and later)

2.7も開発中。
2.6.1の64bit版を使う事にする。

wsjtx-2.6.1-win64.exe
ダウンロードしてインストール済。win11でも動作OK。


ICOMのHPより、USBドライバ
Icom_usb_serial_port_driver_ver100
をダウンロードしてインストール。


wsjtxとIC-705の接続
wsjtxの設定
無線機タブの無線機にIcom IC-705がある。
シリアルポート com3 4800 デフォルトのまま
PTT方式 CATに変更
他はデフォルトのまま。

オーディオタブ
サウンドカードは入出力共、USB Audhio CODEC

一般タブ
コールサイン JG2JFJ
グリッドロケーター PM84PU
他はデフォルトのまま。

スピーカーにはノイズしか聞こえないけど、バンド状況にはデコードされたデータが並ぶ。

作業メモは以上。


wsjtxの設定画面。まだ受信オンリーでの状態です。

コールサインとグリッドロケーターを記入。自動応答許可時間を6分から3分に変更。

グリッドロケーターはここで確認した。


PTT方式をCATとした。他はデフォルトのまま。


USB接続で、自動でコーデックがインストールされたようだ。


デフォルトのまま。CWのラストメッセージのようだ。何もせず。


PSK Repoter にチェックを入れた。

PSK Repoterにデータを送信すると、地図上にその情報がプロットされる。今は受信のみだが、その受信した局が表示されている。

このサイトには、特に登録とかはしていない。設定タブにチェックを入れただけで利用できた。


登録されていない周波数を追加した。詳しくは忘れてしまったが、リスト上で右クリックして表示メニューから挿入を選択。

追加したい周波数を登録出来る。ここで登録すると、コンソールからその周波数を選べるようになる。


デフォルトのまま。


ここもデフォルトのまま。


まだ送信していないので、今後設定をいじるかも。

次はコンソールについて。

FT-8運用準備

免許ハードはなんとかなった。次はソフト。

FT-8の運用はパソコンを無線機に接続して、パソコンのアプリ(ソフトウェア)で運用する。

また、交信内容を業務日誌(ログ)に記録したり、QSLカードの発行など、アマチュア無線局として準備する事は多い。

昔は全て手作業だったが、今はほとんどを電子化できる。今はやりのDXになるのかな。

ちょっと余談だが、FT-8をWebSDR経由でワッチしてみた事がある(その記事)。

左がWebSDR局で、右がFT-8アプリ。

またSDR ( Software Defined Radio ) ソフトウェアラジオのドングルを使った受信も、簡単な設備で可能だった(記事)。

などと、デジタルモードでは遊んでいたので、今回の変更作業にはその経験が大いに役立った。

さて、運用の為に、以下のアプリやサービスを利用した。


用意したアプリ

WSJT-X 2.6.1 FT-8用のアプリ。

Turbo HAMLOG 交信データを記録するアプリ。業務日誌だ。

JT_Linker よくわからないけど、必要らしい。


登録したサービス

LoTW 交信データを証明してくれるサービス。

eQSL 電子QSLカードの発行サービス。

QRZ.com タウンページというか電話帳的な、アマチュア無線局名簿、かな。


JARL、日本アマチュア無線連盟。現在は非会員だ。アマチュア無線を始めた時は会員だったのだが、退会して久しい。

アプリ、サービスにリンクを貼ってあるので、導入の詳細はそちらを閲覧してください。

アマチュア無線局の変更_リグ

アマチュア無線はパケット通信時代まではアクティブだったけれど、その後は携帯の普及で下火になり、最近は5年おきの再免許申請は行うものの、交信はほとんどしていなかった。

さらに、スプリアス基準の変更があり、現行の無線機は使えなくなってしまった。

コロナの影響で、経過措置が継続しているので、いますぐ設備が使えなくなるわけではないのだが、どうしようかと考えていた。

そんなおり、FT-8というデジタルモードを知った。一部ではやっているようだ。

そこで、FT-8の運用が出来るアマチュア無線局として変更する事にした。変更は、まず免許関係。こちらについては別ページにまとめてある。

変更する設備について

現行のリグはスプリアス基準の変更で、このままでは使えない。かといって、保証認定を取り直して使いたいわけでもない。

そこで、リグはオールバンド・オールモード機を新調する事にした。これを第1送信機として取替とする。

第2送信機は手持ちのハンディ機に取替とする。

第3以降の送信機、およびパケット装置やブースターは全て撤去とする。

運用はFT-8を含める。というか、当面はこれが目的。

この方針で変更を進める事にした。


第2送信機として考えていたのは、手持ちのVX-7というハンディ機。

ネットで調べると、新スプリアス規格に対応しているらしい。もちろん、技適機種だ。

ところが、変更申請では不備となってしまった。どうも保証認定が必要らしい。

なので、今回は見送る事にした。なので、第1送信機以外は全て撤去する事にした。


第1送信機はHFからUHFまでのオールモード機として、IC-705を選択した。FT-8の運用モードがプリセットされていて、PCとはUSBで接続するだけで運用可能。パケットの時のようにケーブルを自作しなくて済みそうなのと値段でこれに決めた。

出力についてだが、不勉強だったので、今はどうなっているのかわからなかった。

昔は10Wを超える空中線電力の無線機の場合は、電波障害の有無の確認とかの書類が必要だったように記憶していた。なので、今は200Wまでは特にそういう書類は必要ないし、予備免許や落成検査もいらないという事は知らなかった。

1アマなので、100W の技適機種でも良かったのだが、移動局としたかったので、10WのIC-705でよしとした。

PCはモニターの右、側面が写っている。PCラックの上段に電源とリグ。


アンテナについて。昔のように屋根に登ってアンテナ設置とかはもう無理。

オールバンドのいいアンテナは無いかと探して見つけたのは、コメットのUHV-9というアンテナ。単一型の9バンド対応。このアンテナをマグネット基台で、玄関ポーチの屋根の上の鉄板にセットしようと考えた。

さらに、アンテナチューナーAH-705を購入。

外部電源としてダイヤモンドのGSS500、リグとチューナーの外付け電源として利用。

この電源はスイッチングではないので、ノイズ対策に有利と考えた。

PCは現用しているi7デスクトップ。win11の為に最近自作したマシンだ。原神可能なスペックだけど、ゲーム中によく落ちる。iPhoneSEより劣るようだ。

他に延長ケーブルとか小物などふくめて、全てAmazonで用意した。出来てしまった。

Amazon購入リスト

リグ IC-705

アンテナチューナー AH-705

マグネット基台 ケーブル5m Mコネ。

外部電源 GSS500

9バンドアンテナ UHV-9

OPC-2475 アイコム IC-705用 両端BNC-P付きケーブル 5m 純正ケーブルを奮発。

HD-ATU5M IC-705とAH-705の接続ケーブル 5m (OPC-2474互換) 問題なく使える。

DC延長ケーブル 長さ5m 標準DC 5.5×2.1mm AH-705側のコネクタは合わない。

DC電源ケーブル 5.5×2.5mm 長さ25cm IC-705用として。

変換DCプラグ (メスφ5.5/2.1mm) → (オスφ4.0/1.7mm) AH-705側変換。

IC-705とAH-705の間は5m。AH-705付属のケーブルは2mだったので別途購入。

脚立で手の届く所に設置。鉄板が敷いてあるので、マグネット基台使用。

ワッチ中。同じ時刻に14局デコードされている。

まだ仮置き、調整中。アンテナ調整以外の電波はまだ出していない。

次はアプリ関連について。