参考記事 「サウジアラビアの古代「ムスタチル」は世界的にも非常に古い石造りの構造物 最新研究で判明」(記事へ)
ムスタチル(Mustatil)はアラビア語で長方形を意味する言葉だそうです。アラビア半島には、GoogleEarthで眺めると、不思議な石積みの構造物がいたるところに存在します。
それらを紹介していこうと思います。
なお、特に断らない限り、GoogleMapから画像をコピーしてます。GoogleEarthは起動に時間がかかるので、こうします。GoogleMapへのリンクも埋め込んでます。
最初は「Les portes de Khaybar en Arabie」フランス語で「アラビアのカイバルのドア」
カイバルはサウジアラビアのメディナ州メディナ市の北約153キロメートル (95 mi) に位置するオアシスである。(ウィキペディア)
画像には大小様々な長方形の構造物が見えます。まるで、日本の古墳群を連想しますが、お墓ではないそうです。なんの目的なのかは研究中、なのかな?
カイバルの標高は780mほどです。
この四角形の構造物は、今後「門」と呼ぶことにします。アラビア語のページの翻訳では「門」と表示されるから、それだけです。
このカイバルにある構造物に関する記事ですが、以下のページを見つけました。
المنشئات الحجرية المحيرة في حرّة خيبر(2)
Posted on November 22, 2008 by the desert team
原文はアラビア語、かな。webの翻訳でなんとか読めます。石積みの様子の写真などもあります。
「Les Portes de pierre d’Arabie Saoudite」「サウジアラビアの石のドア」
カイバルから東へ2.5kmにある門です。
門の中に他の構造物が入ってます。この周りには外の構造物が見られます。ここの標高は808mです。
「Saudi Mysterious Structures」英語で「サウジアラビアの神秘的な構造」
火山の斜面に門があります。場所はカイバルから東南東へ62kmの火山帯です。図形部分の標高は1715m-1785m。
カイバルから南へ38km。この付近にも門が集まっています。
さらに南西へ3キロ離れた所に
南東に接して
ここらの標高は800m。ここからさらに南へ4km。
標高は810m。中央付近を拡大すると
青丸は「車輪」と呼ばれる形状。赤丸のなかの丸い石組は住居跡でしょうか。線分のような形状も見えます。
ここから南へ42km。標高は940m。
門構造の矢印部分は別の構造に侵食されています。また、赤丸でかこった丸い影は、このアラビア半島の西側に多くみられます。人工物の跡だと思うのですが、とんでもないところにポツンとあったりするので謎です。
また、青線で囲った、黒丸に線分の形状も、わりとあちこちで見かけます。線分の長さも長いものから短い物、曲がったものなど多種多様です。黒丸部分も小さい車輪構造に見えるものなどあります。
この門を侵食している部分ですが、「凧」と呼んでいる形状に似ています。
山の斜面にあった「門」から西北西に125kmにある「門」。丸と三角の形も見えます。「鍵」のようにも見えるし、全く違うようにも。
KMLファイルはこちら
次回は「凧」構造を紹介したいと思いますが、凧の先に「鍵」と呼ばれる構造も紹介したいと思います。