「地図アプリに載らない「強制収容所」を訪ねてみた」という記事を読んだ。
記事の中で、Google Map(上左)と百度地図(上右)の比較画像があった。航空写真が一部表示されない区域がある実例らしい。
Google Mapでは、人の顔などはモザイクが入るようになったし、希望すれば施設などの画像をモザイクなどで隠してもらう事も出来るようになったと思う。
その例は「Google マップで「ぼかし」がかけられ隠されている場所いろいろ」というページなどで紹介されている。西側諸国が多いが、ロシアも一箇所ある。中国も利用すればいいと思うが、たしかGoogle のサービス自体、中国から撤退していたんだっけ?
それはともかく、Google Mapで旅行気分、今回はこの場所へ。
マップには地名が載っているのだけれど、中国の簡体文字なのでしょうか、日本で使っている漢字とは違うので、検索キーとして使えません。そんな中、「阿热硝村」は「阿熱硝村」で検索するとヒットできました。
ウィンドウズ10は日本の漢字と中国の漢字、どちらも表示出来るようです。入力はIMEパッドを使えば可能なのかも。ただ「 热 」は失敗しましたが。
「阿熱硝村」 でヒットしたGoogle Mapでは、ちゃんと記事の位置に建物群の施設がありました。
残念ながら、ストリートビューで見れる場所はありませんでした。そりゃそうだよね。
この一帯でレストランを検索すると、2件ヒットしました。なぜか、「中国移動」という携帯電話の基地局でしょうか、それもレストランでヒットしたのは謎です。
あまり写真のある店は無いのですが、見つけたのは「Radisson Blu Hotel Kashgar」という4 つ星ホテル。覆面調査員がここにも来たという事なのでしょうか?リンクしている予約サイトでは5つ星ともあります。
レストランの料理の写真はありますが、メニューがないので値段は分かりません。5/30-31の宿泊は11251円と表示されてます。ホテルの規模からすれば、日本の感覚だと安いと思います。テーブルにはナイフフォークの他に箸もあるのが、中国的でしょうか。
地図では高層ビルは少なそうなので、最上階からは地平線までよく見えそうです。(写真右上)
ホテルの住所は「中華人民共和国 新疆ウイグル自治区 カシュガル地区 カシュガル市」
カシュガル地区の北の真中の部分がカシュガル市として独立したみたいで、日本でも郡部の中央の人口密集地が市になるようなものでしょうか。
「 阿熱硝村 」は「新疆ウイグル自治区 カシュガル地区 疏勒県(そろく-けん)」にある村のようです。
問題の施設が、記事にあるような施設だとすると、航空写真からは普通の地方都市に見える一帯だけれど、なんか怖いですね。まあ、移民が原住民を駆逐して国を作ってきた地球の歴史を見れば、それが今も続いていても不思議ではありません。国連とか作って平和を是としているはずの世界は幻想なんでしょうね。
平和ボケは良いことなのかそうでないのか、悩むところです。ま、滅んでしまえば、残った人には、遺憾な歴史として残るだけ、あるいは忘れてしまえば、何も問題ないのでしょう。試験に出なければ誰も勉強しないだろうしね。