FT-8免許_変更申請_審査終了

アマチュア無線局を開局しているのだが、パケット通信以降はほとんど交信していない。

さらに、スプリアスの法改正があり、現行機種をこのままでは使えなくなったので、どうしようかと思っていた。

一方、FT-8というデジタルモードでの通信が流行っているそうだ。

というわけで、現行機はすべて撤去し、オールバンドの技適機種を新調する。あと手元に有るVX-7の2機種のみの局とする事にした。

VX-7はいろいろあって、今は送信機として登録から外れている。でも、新スプリアス対応の技適機種なので、技適で申請できそうだ(と思っていた)。

HFから50はIC-705を新調する事にした。

PCを接続して、FT-8も可能とする。これらで変更申請する事にした。


申請方法を調べていると、「技適機種での申請では、PCの接続を同時に申請は出来ない」らしい。

技適の場合、付属装置があると技適から外れるそうだ。

なので、技適で変更申請して局免をもらってから、再度変更申請(届)をしてFT-8の許可を得るという2段階で申請する必要がある。

もっとも、PCの付属装置込みで保証認定をとって申請すれば、お金と時間はかかるけれど、一度の申請で済ませる事は可能だ。やらないけど。


まず、最初の変更申請を行った。結果は「補正依頼中」、つまり一発では通らなかった。

メールでも案内は来ていた。

通知書も別途来ていた。

電子申請のHPでは、申請履歴と通知書は別のページになっている。そのせいで、通知書に気付くのが遅れた。

不備の理由なのだが、通知書には

どうも、VX-7について調べた時に勘違いしていたようだ。改造しなくても新スプリアス規格に収まる仕様なので、技適で通ると思っていたが、実際は保証認定が必要だったようだ。

なので、変更申請は、第1送信機は取替とし、第2送信機以降はすべて撤去とすることにした。


申請書のデータを編集して再申請するのだが、ここで間違いを犯してしまった。

電子申請データは最初の申請データを保存していたので、そのデータを読み込み、修正した。そして送信する際、補正後である旨を示すチェックボックスにチェックを付け忘れて送信してしまった。

つまり、別の変更申請を行った事になってしまった。

この申請は「取下げ願」で取り消し、もう一度補正後のチェックを入れて送信しなおした。

上から3番目の 到達「無線局の変更申請(届)」が間違えた申請。

補正後の申請であるチェックを入れるとタイトルに【補正】の文字が付く。これが上から2番目の申請で、一番下の補正依頼中に対する正しい再申請になる。

一番上の「取下げ願」は3番目の申請を取り下げたものだ。

この取下げ申請の時、申請書には電子申請番号というE23-xxxxxという番号を記入するのだが、上のリストには問い合わせ番号S2023xxxxという番号が表示されている。

申請書を開けば電子申請番号が記述されているのだが、最初はわからなくて悩むことに。

まあ、分かってしまえばなんてことはない。


その後、2週間ほどで、到達の文字が、審査終了と変わった。取下げもうまくいき、変更申請が完了したので、局免の郵送用封筒を郵送し、1週間ほどで新しい無線局免許状を手にしたのだった。


次はFT-8を追加するための変更申請を行う。この申請では、局免の記載事項に変更はないので、正確には変更届になる。まあ、電子申請では同じ扱いだ。

この申請は、簡易な申請が認められるようになった。ただ、実際の記述をどうするのかはわからなかった。特に、電子申請の「事項書及び工事設計書」のページの記述方法には悩んだ。

というのも、このページの15備考欄の備考に「デジタルモードのため付属装置(PC等)を接続。」と記述すれば良いという事はネットなどで調べて分かっていた。ただ、一番上の「変更する欄の番号」には、15備考の選択肢が無い。

ここを空欄にすると先へ進めないし、16工事設計書にチェックを入れて備考にだけ上の文言を記入しただけだと、「工事設計書が未記入だけどいいの?」みたいなダイアログが出る。

結局は、このダイアログは無視。このページは最初の16工事設計書にチェックを入れ、15備考欄に文言を入れるだけ。16工事設計書欄は何もしないのが正解だった。

16工事設計書にチェックを入れる。

15備考に文言を入れるだけ。

この次のページは、以下のように1か所チェックを入れるだけ。

これで2度目の変更申請を行った。

システムメンテナンスをはさんだせいか、今度は3週間ほどで「審査完了」となった。


最初の申請は8月10日。FT-8の変更届が「審査終了」となったのが10月4日。

費用は局免の郵送用に、84円切手2枚と角3封筒2枚用意したくらい。電子申請と簡易申請のおかげかな。


変更申請と平行して、リグやアプリの準備もしていました。その話はこちら